なんだかんだで

このペンションは全てにおいて70点狙いなんだよ。




人付き合い下手そうなのにムリヤリコミュニケーションとろうとするオーナー

料理を持ってくる順番が、ほどよく空気を読めてないオーナーの妻

まずくない料理の数々

巧妙な罠が潜むマジックミラー風呂

解放感あふれすぎるロフト部屋

適度に高い宿泊費

etc…








…いやー、俺、こういうのは嫌いじゃないけど。


きっとここの彼らは今の現状に満足するでも不満を抱くでもなく、淡々と日々生活してそして死んでいく時には
「いい人生だったなあ」
とか思いながら死んでいくんだろうなと勝手に思い、


なんだかしみじみしてしまったよ。






だから男二人組の宿泊客を
「あいつら何なのかな」
と、俺みたいにバカな事など考えたりもせずに、雨ニモ負ケズ、風ニモ負ケズ…？




このペンションの二人は、いい人間なんだろうなー うん。